空飛ぶ広報室

| コメント(0)

先日の横田駅伝の時にもちらっと話しましたが、私は今、日曜夜9時からのドラマ「空飛ぶ広報室」にどはまりしています。

そして今日、やっと原作の有川浩さんの本が読み終わりました。

私は1文1文をしっかり咀嚼していかないと先に進めず、読むのが非常に遅い上に、お風呂で湯船に使っている時間しか読まなかったので、途中でしばらく読まなかったら話がわからなくなって前までさかのぼって読んだりと、読み終えるまでにかなりの時間がかかりました。

結論から言えば、私はテレビの展開の方が好きかな~という気がしました。

もちろん本が原作なので、ドラマの話はこの本の話と全く同じ部分もあるのですが、この本にはない話や展開もドラマにはありました。

私はドラマの第3話を視てこのドラマにはまって、この話を本でもう一度読みたいと思って本を買ったのに、そのお話が本にはなかったのがちょっと残念でした。

でも、なんていうか、登場人物の細かい心の動きとかは、やっぱり本の方がじっくりと感じることができます。
ドラマでも俳優さんたちがうまく表現してくれていますが、やはり本の方が自分に置き換えて感情移入しやすいです。

さてその第3話とは、ある自衛隊員の結婚式を取り上げたものでした。

その中の祝辞で、空幕広報室長のお話です。

自衛隊員は有事の時には自分とは関係のない人たちの救助にいかなければならない。
本当に守りたい家族や大切な人のところにはいられない。
いつ命の危険にさらされるかわからないからこそ、たとえ喧嘩をした次の日の朝でも笑顔でいってらっしゃいと見送ってあげてほしい。
でも、それって自衛官に限らず、誰でも同じことだ。
誰でも、その日一日無事で帰ってくることが100%保障されていることなんてない。
その瞬間を大事にしてほしい。

そんな内容だったと思います。

 

この話は、あるテレビ局の報道記者からディレクターに異動させられた美人さんが、航空自衛隊の広報室に取材に尋ねてくるところから始まります。

この美人さんは自衛隊には無知で、空自のことを空軍と言ってしまい、赤っ恥をかくところから始まっていきます。

空幕広報室の人たちは、一般人が自衛隊に対して悪いイメージを持っていたり、あまりにも無関心であることを嘆いていましたが、私も全くその1人でした。

それこそ自衛隊と軍隊の違いもあまり認識していなかったし、飛行機なんて空を飛んでいれば戦闘機だろうが練習機だろうが旅客機だろうがみんなまとめて「飛行機」でした。

自衛隊に空自、海自、陸自があることはかろうじて有川浩さんの自衛隊3部作を読んで知っていましたが、その程度でした。

高校の同級生が自衛隊目指して防衛大に行くと聞いた時も、すごいなーと思ったし、大学の後輩のお父さんが自衛隊員だと聞いた時もすごいなーかっこいいなーとは思いましたが、逆を言えばその程度で、はっきりいって一番たちの悪い無関心でした。

本の中でも広報室の人が、良くも悪くも世間の話題に上ることはいいことだ、一番よくないのは誰にも興味を持ってもらえない無関心だ、と言っていました。

本当にその通りだと思います。

でも、唯一私に救いがあったことは、私がかなりのミーハーであるということ。

今回のこの本とドラマにはまったおかげで、だいぶ自衛隊について詳しくなれた気がします。(ドラマと本の範囲内でしかありませんが)

職場の私の部署はよくTMG内の病院から書類とともにいろいろな写真や絵のついたクリアファイルが送られてくることがあり、私はそれらをひそかに収集することが好きなのですが、その中に何年か前に日の丸みたいな赤い丸がついた青い飛行機のクリアファイルが送られてきたのを思い出しました。
その時は何の飛行機だろうくらいにしか思わなかったのですが、先日改めてそれを見直してみたところ、なんとテレビで見たブルーインパルスそのもので、密かに興奮してしまいました。

また、空自のホームページも見てみたら、このドラマのことを前面に押し出していました。

あさってが最終回なのは非常に寂しいですが、楽しみにしたいと思います。

 

それと、この本を呼んでいて考えたことがあります。

今、旦那さんは日本代表としてイギリスでワールドカップに参戦しています。

この冬からずっと代表活動に参加していましたが、よく「楽しい」と言っていました。

そういう話を聞いていて、自分が海外のレースに出ていたときのことを思い出しました。

私は当時の思い出はつらく苦しいものが多いですが、その中でもやはり楽しい思い出はありました。

今の旦那さんや日本代表の人たちの活躍を見ていると、自分もまたあの場に立ちたいという気持ちがふつふつと湧いてきます。

でも、そのあとに毎朝5時から練習するのはもう無理だ、と思って諦めます。

あの場に立ちたい気持ちはありますが、あの場に立つためにはまた一から相当な努力を積まなければならないこともよくわかっています。

そこで、この本の主人公の空井くんに重なりました。

彼は小さい頃からブルーインパルスにずっと憧れ続け、やっと合格してブルーインパルスに乗れるってなった時に不慮の事故に遭い、残念ながら二度とブルーインパルスに乗れない体になってしまいました。
彼はパイロットの免許も剥奪され、まだ吹っ切れないまま空幕広報室に配属になります。
そこでいろいろやっていくうちに、広報官として空自をたくさんの人に知ってもらいたいという新しい使命感を見つけ、前向きに頑張っていきます。

そこで私も、過去に憧れるのではなく、これからボートという競技をたくさんの人に知ってもらうための広報活動を頑張ろうと思いました。
今、チームでは私は事務局として広報活動を行っています。
また、ありがたいことにちょこちょこと新聞で取り上げてもらったりだとか、ボートとは関係ない講演会に講師として招いていただく機会にも恵まれます。
そのようなところで存分にボートをアピールしたいし、また後輩たちのためにももっと尽力していくのが次の私の使命なのかなーと考えたりもしました。

でも、あれもこれもと手を出しすぎててんてこ舞いになり過ぎないように、自分なりに頑張っていきたいなと思いました。

コメントする

Profile

熊倉美咲
熊倉 美咲 (くまくら みさき)
所属:
一般社団法人TMG本部
生年月日:1983年3月29日
血液型:A型
出身地:埼玉県桶川市
出身校:早稲田大学卒
信念:
諦めたらそこで終わり。
今、その時の自分の最大限の力で頑張り続ければ、きっといつか必ずうまく行く時が来る。