ぎふ清流国体行ってきました

| コメント(0)

先週1週間、ぎふ清流国体に参加してきました。

国体に参加といっても私は選手は1年前に引退したので、今回はサポートです。
一応補漕なので選手に何かあって出られなくなった場合は代わりに乗ることもありましたが、そんなこともなく無事にサポートを務めました。

今回の会場である川辺漕艇場は、ちょうど12年前の高校3年生の時、インターハイを戦った会場でもあります。
当時は滝島先生率いる舵手付きフォアで出場。
気合で決勝に進出し、ラスト100mまで1位でしたが、ラスト100mで富山県八尾高校に抜かれて惜しくも2位となりました。

当時の顧問の武田先生がいつもたくさん写真を撮ってくださったおかげで、12年たった今でもありありと当時のことを思い出せます。
中でもスタート地点の写真があって感動したのを思い出し、私もスタート地点に行って写真を撮ってきました。

こんな風に人が手で艇を押さえるのはどこ行っても同じ。
戸田でも全国どこでも世界選手権でもオリンピックでも同じです。
なんかここだけ原始的な気がします。艇がデリケートだからなんですかね。

国体は、みんな平等に、現地で使用艇がそれぞれ渡されます。
レースの90分前に各クルーに割り当てられ、そこから「リギング」という作業をします。
艇についている靴の位置やオールを艇につける部分の高さや角度なんかをそれぞれ漕手に合った数値に合わせます。

こんな風に、スパナやメジャーや角度計などの工具をいろいろ使って自分の艇を作り上げます。
この時間も含め、レースアップの時間も含めて90分なので、できるだけ早くこのリギング作業を終える必要があります。
なので、サポートが大切になってきます。
写真中央の中上コーチは「趣味:リギング」というほど偉大な方です。
それほどボート選手にとって「リギング」というものは大事になってきます。
リギングがうまくいかないと本来の実力を出せずに負けるということも普通にあります。

それからサポートのもう1つ大きな仕事はビデオおよび写真撮影です。
もちろん記録に残しておくという意味もありますが、とくにビデオは選手が自分たちの漕ぎを確認して次に活かすために大事なものです。

真剣な眼差しでビデオ撮影する野中女子監督。

私は主に写真係。
自分はいつも撮ってばかりであまり撮ってもらえなかったので・・・

イケメン男子ダブルと記念撮影。

国体は、戸田中央総合病院RCだけでなく、埼玉県選手団として行動します。
なので、私たちは毎年他の成年の選手である大学生たちと行動を共にし、サポートします。

私は今回は埼玉県の成年女子舵手付きクォドルプルの補漕ということで、サポート兼コーチのようなことをずっとしていました。

女子舵手付きクォドルプルの面々。

主に埼玉県出身の大学生や戸田在住の大学生で構成されます。
今回は浦和一女の後輩や早稲田の後輩もいます。

毎年のことですが、全日本選手権が終わってから国体まで約2週間くらいしかなく、あまり練習できる時間がありません。
だからこそ、私はたったこの2週間なんだから多少無理してでも頑張って毎日練習して、少ない練習時間でも納得できるクルーを作って国体に入りたい、と思って去年は頑張りました。
でも、今年は誰もなかなか動き出さない。
各々自分の大学の練習もあるということでほとんど集まることもできない。
最初は「国体なめとんのか!!」なーんてちょっと思ったりもしましたが、まぁでもちょっと言った後は彼女たちも自分たちで動きだし、練習回数はものすごく少なかったけれど1回1回の練習は大変濃くできたと思うので、ある程度自信を持って国体に入りました。

しかも、予選ではものすごいレースを見せてくれました。

写真の下の方にちょこっと端が見えると思いますが、中盤でこんなにも前に出られていたにもかかわらず、この後ラストスパートで追い上げを見せて逆転して1位通過します。
彼女たちは戸田での練習中にもいろいろと悩みながら頑張りましたが、特に岐阜に入ってからの3日間の公式練習中にもいろいろな人からいろいろな指導をされて悩み、混乱してしまったりもしました。
でも、それを乗り越えてみんなの気持ちが1つになった時、こんな素晴らしいレースができるんです。
私も高校時代に経験しました。
クルー5人の気持ちが一つになった時、どれだけすごいパワーが出るかということを。
だからそれを彼女たちにも伝えたかった。
彼女たちがこんなに素晴らしいレースをしてくれて、私もすごく嬉しかったです。

準決勝ではかなりのラフコンになってしまい、バタバタしているうちに4位で終わってしまいました。
自分もラフコンにはかなりの苦手意識があり、たとえ自分が乗っていたとしても、どうやって漕いだらいいのかわからないような風と波でした。
ラフコンに対応できるようになるには、あまりにもこのクルーでの練習時間が短すぎた。
コンディションがよいところではうまくできたことも、ラフコンになると粗が出てしまう。
仕方のない結果でした。

彼女たちは相当悔しがりましたが、でも、この短期間はものすごく濃い時間で、彼女たちはすごく成長しました。
悔しい気持ちと成長の過程で感じた喜びを各自持ち帰り、また来年リベンジを果たしてほしいと思います。

ものすごく成長した、と言えば、成年女子ダブルスカルの2人もです。大学2年生と3年生のコンビ。

戸田で練習を見ていた時はどうなることかと思いましたが、最後には素晴らしいレースを見せてくれました。
彼女たちは毎朝早朝に集まって一生懸命練習を頑張っていたそうです。
やっぱり練習なんですよね。

それからシングルスカルの子。大学2年生。
大学入って初めてボートに出会い、1年ちょっとで国体選手です。
彼女の真剣な目・・・

私も過去に経験したことのある、難しい問題を抱えていました。
なんとか解決してあげたかった。。。
でもこれから時間をかけて取り組んでいくしかありません。
ボートを漕いでいて「これだ!」っていう良い感覚は突然訪れたりするけれど、その瞬間はすぐにやってくるものではありません。
うまくいかない時間がどれだけ長く続いても、いつかできるはずと信じて諦めずに頑張り続けていれば、きっとその瞬間はやってきます。
彼女はまだまだこれからです。応援したいです。

敗者復活戦の日には、遠方にもかかわらず中村TMG副会長が応援に駆け付けてくださいました。

中村副会長は、ボートの応援に来てくださる時はいつもチームのポロシャツを着てきてくださいます。
有難いことです。

最後に表彰式。

私たちがサポートした中央大学4年生鳩ヶ谷出身の町田君が、見事シングルスカルで優勝を果たしました。
本当にすごいことです。
ぬぼっとした雰囲気からはあまり想像つかないくらい大きな力強い漕ぎでぐんぐん艇を進めていきました。

そして最終的に6位入賞となったダブルスカル。島田君。

滝島先生の教え子である少年女子の子たちも、シングルスカル6位、舵手付きクォドルプル3位で大健闘。

12年前に選手で頑張っていた私たちが、またこうして同じ場所で違う立場で戦うことができたのは、大変感慨深いものがありました。

1週間ありがとうございました。

このブログを読んでくださっている方からよく更新が遅いとのご指導をいただきますが、こうして1回分を大作にいたしますのでどうかご勘弁を。

最後にお気に入りの1枚。

コメントする

Profile

熊倉美咲
熊倉 美咲 (くまくら みさき)
所属:
一般社団法人TMG本部
生年月日:1983年3月29日
血液型:A型
出身地:埼玉県桶川市
出身校:早稲田大学卒
信念:
諦めたらそこで終わり。
今、その時の自分の最大限の力で頑張り続ければ、きっといつか必ずうまく行く時が来る。