5/4の瀬田での講演

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今までだらだらとゴールデンウィーク中の旅行記を披露してきましたが、きりがないので、本当に一番書きたかったことを書きます。

そもそもなぜ今年のGWに奈良・滋賀・京都旅行に行こうと思ったかというと、GWには毎年琵琶湖漕艇場で朝日レガッタが開催されているのですが、その中日の5/4に『朝日レガッタ コーチセミナー』というものが開催され、僭越ながらわたくし目は講師のご依頼をいただいたのです。

コーチセミナーだなんて、私は一応公認コーチの資格を持っているとはいえ、指導経験も全くない選手を引退したばかりのペーペーなのに、そんな場所で偉そうに講演だなんてとんでもないことだ!

と最初は思ったのですが、まぁなんというか、いただいたタイトルが『後輩へのメッセージ・・何を悩んで、考え、工夫してきたのか』ということで、内容が『高校からローイングを始め、北京オリンピックから選手引退までの経験から元気と勇気を後輩たちに授けます』ということだったので、それだったら、自分がこの13年間の選手生活から得たいろんなことをお話しして、現役選手たちの力に少しでもなれたらいいなぁと常々思っているし、それがここまでいろいろな経験をさせてもらった私の使命だとも思っていたので、僭越ながらお受けさせて頂くことにしました。

 

さて、瀬田にやってきたのはいつぶりだったでしょう。
たぶん、2010年1月以来だったと思います。
2年4か月ぶりに観る瀬田の唐橋を期待して、わざわざ遠回りをして観に行ったら、なんと塗装中?らしく、緑のカバーが…

でも、瀬田は大学時代からレースや合宿で何度も訪れた場所。
戸田の次にたくさんのボートの思い出が詰まっている場所なので、やっぱり懐かしい気分でいっぱいになりました。

この日もレースある予定でしたがあまりの強風高波でレースは中止になったらしく、そんなところも相変わらず瀬田っぽいなぁと思いながら、1時間歩いて講演会場の瀬田漕艇クラブの艇庫へ。

コーチセミナーでの講演は18:30からだったのですが、その前に15:00から【熊倉さんを囲む会】もやってほしいというご依頼をいただきました。
『セミナー開催前の1時間、熊倉さんを囲んで中学、高校の選手たちとローイングの楽しい話を交換する会』ということだそうです。
私は元来人見知りですので、こういった感じの会はとても緊張するのですが、でも私の話しで何とか今頑張っている少年少女に元気とやる気を与えることができたら、と思い、お受けさせていただきました。

さて、中高生オアズマンたちに囲まれた私。

皆さんとてもおとなしいので、私も何を話してよいやら少々戸惑いましたが、ま、自分は高校からボートを始めたので、ここにいるみんなと同じ高校生の時、どんなことを考えながらボートをやって、何を学んだか、ということを一通り最初に話しました。

いつも講演ではたいてい話すのですが、私の原点は高校2年の時の国体にあります。
その時の舵手付フォアの準決勝のレースで、クルー全員の気持ちが一つになった時、自分たちの思っている以上のものすごい力が出るんだということを心から実感しました。
それが、私の13年間のボート生活を支え続けていた原点なのです。

それから、青春時代に本気で苦楽を共にした高校ボート部の仲間たちとは何でも分かり合える存在で、今でもその関係は続いていて、人生の宝物になっている、という話もしました。
そういう人間関係が築けたのも、一生懸命本当に真剣にボートに取り組んでいたからなのです。
だから、みんなも今一緒に頑張っている仲間たちは一生の宝物になるから、本気でぶつかり合って、助け合って、ボートを頑張ってほしい、と伝えました。

そうした後、せっかくの機会なのでみんなの質問になんでも答えるよ~というコーナーへ。

最初はなかなか手を挙げづらかったようですが、だんだんと質問してくれるようになりました。

中には難しい技術的な質問もあり、まだまだボート選手として未熟だった私には、私のJAPAN時代のコーチでもあったG健さんの前ではとてもお恥ずかしくてお答えすることができず、G健コーチに回答をお願いしてしまうという笑える一幕もありました。

そんなんでだんだん和やかムードになり、楽しく終えることができました。
みんなまじめで一生懸命で、良い子たちでした。
今真剣に悩みつつ頑張っていれば、必ず後で振り返って「いい人生だった」と言える道を歩むことができると思います。

そんな中、会が終わった後に話しかけてくれた女の子が、このブログにもよくメッセージをくれる子でした。
いつも真剣に悩みながら熱い心をもってボートを頑張っているのがよくわかるコメントをくれる子です。
その子は私のことを憧れだと言ってくれました。
素直にとても嬉しかったです。ちょっと恥ずかしくもあったけど。
こういうかわいい子たちのためにも、私はもっといろんなことを発信していかなければいけないなぁと思いました。

 

そうして、いよいよ本番のコーチセミナー。

参加者が続々と集まっているのを眺めていると…

なんとなんと、そうそうたるメンバー過ぎる方々が!

現役日本代表選手、私がお世話になったコーチ、先生…

いやはや、緊張度はMAXでした。
なぜこんな、私がむしろお話聴きたいぐらいの方たちに向かって私は自分の話をしなければならないのか…
動揺しきりでした。

でも、そこは開き直って、「いいボート人生を送ることができた女子選手の一例」として聴いていただこうと思って話すことに決めました。

写真に写っているのは、私が漕いだ中で最もきれいだと思っているミュンヘンのコースです。
こんな思い出話も交えつつ、さっき少年少女たちに話した内容も交えつつ、減量で苦しんだエピソードや、オリンピック後に最大のスランプを経験しつつもそこから這い上がった話などをしました。

緊張はしましたが、基本的に自分自身の経験談なので、楽しく話せたのではないかと思います。

講演後に懇親会がありましたが、その時に何人かの参加者の先生や指導者の方が話しかけに来てくださり、私の話でも指導者の皆様の役に少しは立てたのかととても嬉しかったです。

そんな先生たちの話から、やっぱりどこで頑張っている子でも同じような苦悩や問題を抱えつつ、一生懸命頑張っていることがうかがえました。

こうして今後ももっとボート界のいろいろな方とお話しできたらいいなぁと思いました。

貴重な機会を与えてくださった瀬田ローの方々に大感謝です。

 

そうしてその日の夜は、桑野造船社長の古川さんの豪邸に泊めていただくことに。

そう、武田大作選手のご家族も一緒でした!
(ちなみに、先ほどの私の講演を聴いてくださった現役日本代表選手とは武田さんのことです。。。汗)

武田さんちのお子さんはあとお兄ちゃんが2人いますが、今回はお留守番だったようで、下の女の子2人が来ていました。
彼女たちと会うのは、北京五輪のスタンドで会って以来。
下の子は当時まだ1歳~2歳の間くらい?だったと思います。
うちの父が、あまりにもかわいすぎてうちに持って帰りたいと問題発言をしていたのをよく覚えています。
それが2人ともこんなに大きくなって…
しかも、2人ともめっちゃめちゃかわいい!!
一緒になって楽しく過ごさせてもらいました。

そして、郷土料理の鮒ずし…

古川さんの奥様お手製です。
これが食べられなきゃ1人前じゃないと言われ、頑張って食べました。
発酵食品だからチーズみたいと言いますが、やっぱりちょっとつらかったです(笑)
まだまだ私は半人前ということですね。

ご飯の後は、古川さんの奥様と武田さんの奥様とガールズトーク。
お二人ともとってもディープでとっても楽しかったです。

やっぱり、こうしてボートの関係でいろいろつながっていられるのは本当に幸せなことだなぁと改めて身に染みました。

思い出に残る良い旅ができて良かったです!

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お久しぶりです(・∀・)

あの時の講演会は本当に忘れられない日となりました!
いろんな話をありがとうございました!

もうすぐ私たち一年生は乗艇の練習が始まると思います!
多分シングルです(; ・`д・´)
でも!精一杯漕ぎたいとおもいます!

またお会いできれば嬉しいです♪

お久しぶりー(^^)
シングル、確かに慣れるまでは怖いかもしれないけど、慣れてしまえばもっといろんなことが見えてくるようになるよ。純粋に自分ひとりの力だけで艇を進めるわけだからね。
慣れればきっと楽しい日々が待っているから、それまでは苦しくてもあきらめずに頑張ってね(^.^)b

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Profile

熊倉美咲
熊倉 美咲 (くまくら みさき)
所属:
一般社団法人TMG本部
生年月日:1983年3月29日
血液型:A型
出身地:埼玉県桶川市
出身校:早稲田大学卒
信念:
諦めたらそこで終わり。
今、その時の自分の最大限の力で頑張り続ければ、きっといつか必ずうまく行く時が来る。