アダプティブローイング

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北京パラリンピックのボート競技日本代表の濱田美穂さんからご依頼をいただき、昨日、指導というほどのものではないのですが、アダプティブの方々の練習に参加させていただきました。

ボートコースでアダプティブの方々が漕いでいるのは何度も見たことがありましたが、実際に間近で艇を見るのは初めて。

ダブルスカル↓

私たちのボートはシートの下にコロがついていてシートが前後に動きますが、このボートはシートが固定されていて動きません。

シングルスカル↓

背もたれがほぼ90度の角度でついていて、上半身も固定されます。
でも、これはこのボートの選手の障害の種類によってもかわるそうです。

乗るとこんな感じ↓

私たちは、脚の曲げ伸ばしの力と上半身の振りの力と、最後に腕の力を使うという、大きな流れに乗ってやっと重たいボートを進めているのですが、彼女は完全に腕の力だけで1000mを漕がないといけません。
想像するだけで腕が乳酸だらけでパンパンになってくる気がします。

がんばれ~

 

さてダブルスカルですが、この日は濱田さんのパートナーがホノルルマラソンに出場中(←スゴイ)のため練習は欠席。
ということで、僭越ながら、わたくしが替わりに乗らせていただくことに。

こんな感じで、脚は伸ばしたまま太もものところをベルトで締めて、ボートに固定されます。

こちらは上半身の力も使えるので、通常のボートでいえば「上体漕ぎ」でずっと漕いで行きます。

ちゃんとボート自体に乗ったのが国体以来だから2か月ぶり。
でも、体はちゃんと覚えてくれていました。

腕は小さな筋肉なので、腕ばかり使っていたらすぐに乳酸で動かなくなってしまいます。
だから、いかに腹筋や広背筋、上半身の振りを使って楽に漕ぐか、ということをずっと考えながら漕ぎました。
あ、あとお尻の筋肉もだいぶ使いました。
この辺りは通常のボートと同じですね。
いやむしろ、上半身に集中できるので、広背筋や肩の使い方や肩甲骨の動きなど、細かい部分に神経を集中させることができました。

それでもやはり、上半身だけでずっと漕ぐのはしんどい。
しかもパドルになると、やはり脚を使うボートと同じで、肩や腕に力が入ってしまう。

ちなみに上の写真…
私の長年の癖である「腕を曲げるのが早い」のが出てしまっていますね。。。

濱田さんたちのダブルスカルでは、スタートではレート40、コンスタントは35前後で1000m漕ぐそうです。
それでも世界相手ではスタートから後れを取ってしまい、どうにかしたいということで私を呼んでくださったそうです。

上体と腕だけという短いレンジで、いかに楽に速く艇を進められるか。

やはり上体から腕の連動を使ってよいリズムを作り出すこと、そしてそれを1000m持続できる体力を作ること、これらが必要になってくるのでしょう。

今後少しでも彼らの力になっていけたらいいなと思います。

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Profile

熊倉美咲
熊倉 美咲 (くまくら みさき)
所属:
一般社団法人TMG本部
生年月日:1983年3月29日
血液型:A型
出身地:埼玉県桶川市
出身校:早稲田大学卒
信念:
諦めたらそこで終わり。
今、その時の自分の最大限の力で頑張り続ければ、きっといつか必ずうまく行く時が来る。