今日でついに全日本選手権が終了しました。
この4日間は、本当に毎日毎日死にそうなくらい苦しいレースでした。
こんなに最初から最後まで毎日辛いのは初めてでした。
今まで講演とかいろいろなところで話していますが、私は今までたいてい準決勝くらいになるとなぜか不思議と天からパワーが下りてくるような感じがして、持ち前の勝負強さを発揮することができていました。
だけど、今回は最後までそれが一度もありませんでした。
スタートから前半は、4レースとも、スタート苦手だった私からしたらすごくよく、スタートはコーチにも見てもらって集中して練習した甲斐あり、ある程度自信を持てるくらいにまで仕上がっていました。
この点は自分でも評価できる点だと思います。
別に、スタートも無理してるわけじゃなかったんです。
いつもの感覚で、これならいけるっていう感覚で漕げて、それでスタートではトップに出る事が出来ていました。
でも、なぜか第2クォーターの後半くらいから呼吸も脚もものすごく苦しくて、ラストまで強いドライブで伸びやかに漕ぐことができませんでした。
4レースとも、本当に水の中に落ちてしまうんじゃないかというくらい、本当に苦しかった。
情けないことです。
全日本が始まるまでは、最後の全日本ということで、レース前とか感極まったり感傷に浸ったりしてしまうんじゃないかとか思っていましたが、実際にはこの4日間はとにかく毎日が辛くて、精いっぱい戦いきることに必死で、全く感傷に浸る余裕がありませんでした。
その分、同じく今年で引退という人のレースを見ていたら、その人の今まで頑張ってきた姿とかがいろいろ思い出されて、泣きそうになっていました。
意外とやっている本人にはわからないけど、見ている人には感動を与えているものなんだなぁ、と改めて思いました。
自分としては、良い時の自分の漕ぎや感覚を取り戻すことができず、自分をコントロールすることができず、練習の時の方がもっとよく漕げていたのに、なんであれが本番で出せなかったんだろう、と、やっぱり最後だからということで精神的に何がしかの力が働いたんじゃないか、って思ってしまうというか、なんであの良い時の感覚が今回は最後まで戻ってこなかったんだろうと、なぜなぜって思ってしまうところも少しあるのだけれど、それはやっぱり言い訳になってしまうんだと思う。
コーチとも話し合った結果、この1年間、やはり陸上トレでのウエイトトレーニングが足りなかった。
うちのチームにはウエイトを出来る環境がないけれど、自分で環境を作ろうともしなかった。
それが、日本代表時代に培っていたもので今までやってきていたけれど、ここまでもたなかった。
これが敗因。なのでしょう。きっと。
やっぱり日本代表でずっと1年間トレーニングしてきた子たちは強かった。
決勝で優勝した子のレースを見て、これは本当に強いなぁと思った。
私ももう一度あの強かった時の自分でこの決勝の舞台に立ちたかったなという思いもあったけれど、日本代表で頑張ってきた子がここまで強くなったのを見て、嬉しい気持ちにもなりました。
自分としては、どのレースも無様に後半バテてタイムががた落ちして抜かれていくという内容で、いろいろなチームのコーチなど懇意にしてもらっているボートのスペシャリストたちには、せっかく期待してもらっていたのに最後にこんなレースになってしまってみんなをがっかりさせてしまっただろうなぁという、不安というか何とも言えない気持ちがあったのですが、先ほど人づてではありますが、私も尊敬しているあるコーチの人が、私は1レース1レース全部力いっぱい漕いでたと誉めてくださっていた、という話を聞き、なんかすごく救われた気持ちになりました。コーチというのはやはり技術やフォームなどで悪かった点をシビアに見ていると思ったので、そういう部分を認めてもらえたのはすごく嬉しかったです。
また、それ以上に最も嬉しかったのは、この4日間を通して本当にたくさんの人から、このブログのコメントやメールで応援の言葉やねぎらいの言葉をいただいたこと、今日のレース後にもたくさんの人に「今までお疲れ様」と声をかけてもらったこと、そして、何人もの高校の仲間や大学の仲間が朝から応援に来てくれたこと、そしてそして、たくさんの職場の方が私専用の横断幕を作って毎日応援してくれたり、制服やスーツ姿でパネルを持って走り回って応援してくれたり、伴チャリして応援してくれたことです。
今日のレース後も、負けてしまったにもかかわらず、みなさん大きな笑顔で私を迎え入れてくれてねぎらってくれて、大きな花束もくださって、何枚も大撮影会をしてもらって、こんなにたくさんの方に支えてもらってボートが出来て、なんて幸せなことだろうと思いました。
そして、皆さんのお顔を見て、自分が今まで人生をかけてやってきたことにも意味があったのかなぁ、と思うことができました。

戸田公園管理事務所にいらっしゃる清水さんと。
私が13年間お世話になったボートコースを管理し、いつも私たちを応援してくださっている方です。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
この4日間、だけでなくそれ以前からですが、本当にたくさんの方々からたくさんのパワーをいただいて、それは結果には表せなかったことはすごく残念だけれど、最後までどんなに苦しい中でも諦めずに頑張りきることが出来たのは、まぎれもなく応援してくださった皆さんのおかげです。
本当に感謝しています。
また、今回自分は毎日あまりの疲れにただひたすらレース以外は休んでばかりで何のサポートもできず、そんな中で自分も含め出場メンバーが何不自由なくレースに集中することが出来たのは、サポートしてくれたチームメイトのおかげです。
本当にありがとう。
そして、私の微妙な質問や注文にも真摯に向き合ってくれて、ここまでの信頼関係を築けたコーチ陣にも大感謝です。
なんかこうして総括していると、これでもう引退かとしんみりしてきますが、実はまだ国体が残っています。
早速あさってから国体へ向けて練習です。
これこそ本当に最後。
ガンバリマス。
最終日の朝☟


誰も教えていないのに、自然にローイングを習得したキャプテン2世☟

そして、もう秋。。。

