脳死移植

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先ほど一度最後まで書き終えた記事が、ほんのちょっとした手違いによりすべて消えてしまい、ひとしきり暴れたいまもまだ相当頭に来ています。
が、仕方がないのでまた書きます。

 

私の毎朝の仕事に、新聞から医療に関する大事そうな記事を切り抜いて、A3にそれらをまとめて、大事なところに蛍光ペンで線を引く、という作業があります。

最近よく目にするのが、脳死移植に関する記事。
今年の7月17日に改正臓器移植法が施行され、新しいケースが生まれたので、そのたびに記事になるのです。

改正臓器移植法の改正ポイントをめっちゃ簡単に言いますと。
①今まで15歳以上だけだったのが、年齢制限がなくなった(生後12週以上)
②今まで書面による本人の提供意思と家族の承諾が必要だったが、本人の意思不明の場合、家族の承諾のみで可能(拒否の意思表示がない場合)

脳死段階で臓器移植を認める臓器移植法が施行されたのは、1997年10月。
だが、意志表示カードの所持率は1割に満たず、この13年間で脳死移植は86例のみ。
脳死でしか移植できない心臓移植は、希望してネットワークに登録した患者は430人に上るが、実施されたのはたった70例にとどまっているという。

改正臓器移植法が施行されてから今現在までの2ヶ月半あまりで、家族の承諾のみで行われた脳死移植は12例。
その家族による決定の理由の多くは、(新聞から分かる範囲内ではありますが、)家族で報道番組等を見ていた時に、もしもの時は提供してもいいという本人との会話があった、というもの。
だが、本人の意思表示を示す書面もなく、本人との会話もなく脳死を迎えてしまい、提供拒否を示す言動もなかったことから、家族が悩んで話し合った末に、「誰かの役に立てたい、どこかで体の一部が生きていてくれたら嬉しい」という気持ちから提供を承諾したというように、家族に精神的負担が大きくのしかかるケースもあるという。

 

家族の脳死とか臓器提供とか、想像できないし想像したくもないけれど、生きている限りいつ何が起こるか分からないのが人生。
可能性は限りなく0に近いだろうけれど、明日事故に遭って脳死になってしまうことだってあり得る。
それに、特に激しいスポーツをしている私たちは、心臓や脳に普段から負担をかけている分、突然病気になってしまうリスクは高い。
そのもしもの時に、家族に余計な精神的負担をかけないためにも、私はきちんと意思表示をしておきたいと以前から思っていました。
そして、既に保険証の裏に意思を示してあります。

今現在でも、病気の苦しみや死の恐怖と戦いながら移植を待っている患者さんはたくさんいて、自分にとって役に立たなくなった自分の臓器が、そうした苦しんでいる人々の役に立てるのであれば、何でも使ってもらいたい。と思っています。

生と死は表裏一体。脳死移植は重要な問題です。
大切な家族に必要以上の負担をかけないためにも、これを機にちょっとでも提供の意思表示について考えていただけたらなぁ、と思う次第です。

コメント(2)

脳死の件、人ごとではありません。
私も家族子どもたちも登録しカードを持っています。

子供(息子)が生体肝移植を今年の1月行いました。
いろいろと語れない、苦悩がありました。
私の肝臓は年を取りすぎているので移植できず、娘の肝臓を半分移植いたしました。大学病院をサードオピニオンして渡り手術を実行し成功しました。息子は7月から会社に勤務、隔日の勤務です。血液が違うので大変でした。私がAB,妻がB型ですのでね。ニュースを見るたびに人ごとではありません。

TAKUさま
コメントありがとうございました。
正直に驚きました。
私も医療に携わる者として関心は持っておりましたが、やはり自分の周りには当事者がいなかったので、どこか身近なこととしては思えないところがありました。
ただ健康であるということがどれほど素晴らしいことか、というのが分かりますね。

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Profile

熊倉美咲
熊倉 美咲 (くまくら みさき)
所属:
一般社団法人TMG本部
生年月日:1983年3月29日
血液型:A型
出身地:埼玉県桶川市
出身校:早稲田大学卒
信念:
諦めたらそこで終わり。
今、その時の自分の最大限の力で頑張り続ければ、きっといつか必ずうまく行く時が来る。