ヘヴン(ネタばれです)

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午前:@荒川 戸田橋~秋が瀬往復(18km)

今日の荒川は、でっかいタンカーが来たー。緑色で巨大カメムシみたいだった。
でっかいのが自分の方に迫ってくるのを、水面からほんの数十センチの高さから見てるのはかなりの迫力です。
でもタンカーは天敵ジェットスキーと違って仕事だから仕方ないけど、でかい分波の性質は悪い。波のうねり具合がなかなかひかなくてひどかった。。。

 

今日は2週間ぶりの半日オフ☆

午前の練習が終わって体はくたくただったので、今日はおとなしくツタヤで映画借りてきて観ようかと思っていたのだけど、その前にスタバで読書がしたくなったのでチャリでララガーデンへ。

まず本屋に行って面白そうな本を物色。

目に留まったのが、芥川賞作家の川上未映子さんの「ヘヴン」。

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ちょっと前に雑誌で紹介されてて気になっていたのでした。

そして購入。

そして、またちょうどいい具合に、本屋で買った本をお茶しながら読んでくださいと言わんばかりに本屋の隣にカフェドクリエがあったので、スタバまで行かずにそこで読書。

だいたい4時くらいから読み始めて、気がついたら7時。

でもまだ半分くらいしかいってない。

そのままフードコートへ直行して夕ご飯食べながら読書。

閉店の9時になっても未だ読み終わらず。

すぐ家に帰ってお風呂に入りながら最後まで読みきる。計6時間。

この本は、内容が深すぎる。

この本の読書感想文を書くには原稿用紙がすごくたくさん必要だろうし、時間もすごく必要だと思う。

一度読んだだけではなかなか自分の中で考えがまとまらない。

 

主人公は中学生の斜視の男の子で僕。僕はクラスの男子6人くらいから、日常的に悲惨な暴力によるいじめを受けていて、ひたすら黙ってそれに耐える毎日を送っている。

そして、同じクラスでやはり日常的に女子からいじめを受けいているコジマという女の子。

二人は文通を始め、お互いを支えあうようになった。

だけど、いろいろあって、だんだんと二人の気持ちは違う方へ行ってしまう。

 

人間というものについて、ものすごく深く考えさせられた。

一番衝撃を受けたのが、後半で僕がイジメ側の一人(百瀬)に自分の気持ちをぶつけて、それに対して会話のやり取りをする部分。

百瀬が言うには、みんなが「僕」をいじめてるのは意味なんてなく、ただ欲求に従ってるだけ。その対象がたまたま「僕」だっただけ。行きたいところに一人で出かけることと、殴りたいから人に暴力をふるうことは、原理的には同じことだ。それが悪いことだとか正しいことだとか関係ない。したいことが正しいことだからってそれをするわけじゃない。
世界は一つじゃない。みんなが同じように理解できる世界なんてなくて、みんな決定的に違う世界に生きていて、それの組み合わせの中で、君の側で起こっていることと僕の側で起こっていることは一見つながっているように見えるけど、それぞれが違う解釈をしていて、そもそも自分が思うことと世界の間には関係がない。それぞれの価値観の中にお互いを引きずり込みあって、それぞれが完結しているだけ。

・・・ここまでは、私も、どうして人の気持ちが考えられない、人の痛みが分からない、こんな人間が育ってしまったんだろうと思っていた。

そしてらやっぱり、主人公の「僕」が、「じゃあ、人の気持ちはどうなるんだ」と聞いた。

それに対する答えは、「知らない。自分の気持ちは自分で考えるしかないんじゃないの?僕は君に僕の気持ちを考えてくれなんて言わない。」

・・・ここまで言い返されると、もうこの屁理屈ヤローには何を言っても通じないんじゃないかと私でさえ思った。

でもその後。

自分の家族が僕と同じような目に遭っていたら君だって苦しいはずだ。だったらなんで自分や身内がされたら耐えられないようなことを他人にはできるんだ。と主人公「僕」。

すると百瀬。その二つは全く関係がない。自分がされたら嫌なことからは自分で身を守ればいい。

・・・その後の百瀬の言う例えが衝撃だった。

歩いている女子高生と両親を指差し、あの娘が売春とかしたらあの父親は必ず反対するだろうけど、世の中の父親はAVとかに出てる女の父親の気持ちなんか考えない。それは良いとか悪いとかじゃなくて区切られていること。相手の立場に立って行動しろなんて言えるのは、そんな区別のない世界に生きている、そういう矛盾のない人間だけだ。でもそんな人間がどこにいる?誰だって自分の都合でものを考えて、自分に都合よく振舞っているだけ。世の中いつだって強いものは弱いものを叩く。

・・・これを読んだ時、自分の周りのこと、この世の中のこと、実際に今自分が生きている現実の世界のことを考えずにはいられなかった。

すごく長くなってしまったのでこれで終わりにするけど、今こうして書いていても、世の中何がなんだかよくわからなくなってしまいました。

最後に、今日の夕ご飯。

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めっちゃでっかいナン。

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Profile

熊倉美咲
熊倉 美咲 (くまくら みさき)
所属:
一般社団法人TMG本部
生年月日:1983年3月29日
血液型:A型
出身地:埼玉県桶川市
出身校:早稲田大学卒
信念:
諦めたらそこで終わり。
今、その時の自分の最大限の力で頑張り続ければ、きっといつか必ずうまく行く時が来る。